《寺の由緒について》



◆萬治元年(西暦1658年)五月、僧「釋了順」が
上臼井村(現在の嘉麻市上臼井)に建立したのが始まりとされ、
寺としての開基となるのは上臼井の了圓(肥後の出身)と伝わる。

初めは『紫雲山 善来寺』と號した。

その後、享保三年(西暦1718年)年七月二十二日、
芥田(現在の嘉麻市芥田)の溝口願入が京都ご本山(西本願寺)に参拝し、
寺号、木仏、親鸞聖人絵像、蓮如上人絵像、七高僧絵像、
聖徳太子絵像を請得し、千手村大字芥田(現在の嘉麻市芥田)に移転して
寺の基盤を整えた。

この頃は『寶永山 善来寺』と號したが、後に『宿水山 善来寺』と號した。

そして、平成八年、嘉穂郡桂川町土居に移転した。

前住職は、第十五代 溝口 良昭。

現住職は、第十六代 溝口 治夫。

参考文献
・『嘉麻郡誌』大正13年1月20日発行 
・『嘉穂町誌』昭和58年8月1日発行